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過去開催の展覧会情報 2018

‘11生きる 100号

‘11生きる 100号

朝倉 由美 展
朝倉 由美

 

 
‘11生きる(部分) 80号

‘11生きる(部分) 80号

‘10生きる 100号

‘10生きる 100号

 
 
 画歴48年の朝倉由美さんは、絵画指導をしながら公募展に出品し続けています。幼い頃から絵を描くことが好きで様々なものを描き、風景や人物、静物を描くときも、独特の感性を持ち合わせていたという朝倉さん。近年、描いている作品「生きる」シリーズの空気感漂うイメージの奥深くにある線と面の重なりには、人の体の息づく様子が秘められています。
 「美大卒業後に裸婦を描くことで学んだことは大きく、現在も人体のフォルムや動きによる表現を大切にしています。人体のフォルムから湧き出る空気感、透明感の色彩の美しさ、ダイナミックな線と面の動き、脳裏の風景も入れつつ、作品全体の躍動感漂う流れや動きを追求し、制作しています」。
 今回展示する2004年からテーマとして表現している「生きる」の作品には、常に人物が描かれています。「逆境や苦難のなか、葛藤を乗り越えて、どう生きるか、という思いを表現したい。さらに、これまで大勢の方と出会い、励ましをいただき、試行錯誤しながら続けることができたことへの自分の感謝の気持ちも込めています」。朝倉さんの描く「生きる」の世界を感じていただきたい作品展です。
(文/寺坂厚子)

外に向かって大きく羽ばたく流れ、エネルギー。「生きる」を描く。生命感、躍動感を追い求めて 朝倉由美
 
‘13生きる 100号

‘13生きる 100号


風通織着物 清明(風通織、染料/小鮒草)

風通織着物 清明(風通織、染料/小鮒草)

大野 純子 展
大野 純子

 

 
草木染 ストール

草木染 ストール

紬織着物 熾火(おきび)(平織、経絣、染料/枇杷、赤芽槲)

紬織着物 熾火おきび(平織、経絣、染料/枇杷、赤芽槲)

 
 
 
 染織家の大野純子さんは、熱海市の網代湾を望む高台に工房を構え、草木の採取、糸の染色、さらに機に向かうなど、すべてをひとりで行う染織家です。自然な色調を生かした、洗練されたデザインの紬は、「自分が着てみたいデザインや色調が多くなります」という説明通り、現代感覚の配色でモダンな印象が魅力的です。日本各地には伝統的な織物がありますが、創作紬は作者の感性を表現した独創的な作風が特徴。無地感覚でありながら、微妙な色調の変化で表現する縞や格子などもオリジナリティあふれる作風です。今回は二重の布の表裏を入れ替えることで織り紋様を表す風通織の作品も発表します。高度な技法で織り上げた美しくモダンなきものです。
 染織に関わるようになったのは、都内でOLとして働いていた時でした。「手仕事が好きで織物がしてみたい」という願いを叶えるために紹介されたのが、東京都八王子市の織物工房が主催していた織物教室でした。そこで中山壽次郎さんに師事。「機織りをするなら、本格的に学び、きものを織りたい」と、自身が強く望み、仕事をしながら教室に通い、様々な技法を学びました。手仕事が好きだったこともあり、機を買い、家で織ることを始め、様々な公募展に出品します。その後、織物に専念するために静岡県に移り住むことになり、現在の生活が始まりました。四季折々の自然の変化を身近に感じる環境は、織物作家にとっては理想的です。「色は思い通りにはいかない」と語る大野さん。その色を生かして織り上げた無地紬など、おしゃれ着としての紬の存在を高める作品も紹介します。

(文/寺坂厚子)
刻(とき)の流れを経糸(たていと)に、大地の恵みを緯糸(よこいと)に、日々を織り上げています。大野純子
紬織着物 ノクターン(平織、経緯絣、染料/山櫨、臭木、小鮒草)

紬織着物 ノクターン(平織、経緯絣、染料/山櫨、臭木、小鮒草)